このレッスンでできるようになること
机に向かって依頼文を書く時間がなくても、思いついた仕事をBotへ渡せます。今回は音声、スマホ、Xの投稿、専用メールを入口として使い分けます。大切なのは入口が変わっても、対象と成果物を曖昧にしないことです。2026年10月19日に公式ガイドと変更履歴を確認しています。以下の依頼例は本コースの提案で、音声通話、X投稿、メール受信を実機で試した記録ではありません。
1.音声入力と、音声での相談を使い分ける
音声入力は話した内容を入力欄の文章にする方法です。デスクトップではStart voice input、モバイルではStart dictationが案内されています。文章を確認してから送れるため、企業名や数字の読み違いを修正できます。移動中に依頼を思いついたときは、まず音声入力で短い下書きを作ると扱いやすくなります。
一方、Start voice chatはBotと会話する入口です。入力欄が空の状態から始めます。相談で方向が変わることもあるので、終わる前に決定事項を文章へまとめさせます。「調べるかもしれない」という雑談と「今から実行して」という指示を分けると、意図しない作業を減らせます。
2.スマホから、同じ仕事の続きを見る
Grok Botのモバイルアプリへ同じCursorアカウントでログインすると、同じBotや会話を使います。端末ごとに別の調査担当を作る必要はありません。デスクトップで開始した仕事の会話を開き、成果物や質問を確認します。通知を受けたい場合は端末の通知許可とBot側の通知設定の両方を確認します。
仕事はクラウドで進むため、スマホの画面を閉じても停止したことにはなりません。中止したい場合は担当へ明確に止める指示を送ります。ルーチンについて、公式モバイルガイドは閲覧や一時停止に対応し、スケジュール・指示の編集とテストはデスクトップが必要と案内しています。スマホで見当たらない操作を、何度も探し続けないための区別です。
3.Xの検索、非公開情報、@botを分ける
公開投稿を調べるだけなら、公式ガイドではXアカウントを接続せずに検索・閲覧できるとされています。自分のDMやブックマークなどを扱う場合は、Connect appsからXプラグインを追加して認証する別の操作です。公開検索ができたからといって、自分のX Chatの履歴まで読めるわけではありません。
@botへのタグ付けは、Xの投稿から自分のBotへ仕事を渡す入口です。grok.comのSettings → AccountでXアカウントを接続し、同じGrokアカウントにBotの利用権と自分で作ったBotが必要です。公開投稿の返信などで@botをタグ付けすると、受け付けの短い返答がXに出て、作業と結果は主担当Botの会話へ届く仕組みです。Xプラグインの導入自体は、このタグ付けの必須条件ではありません。
この文章をXへ投稿すると、依頼文自体は公開される可能性があります。顧客名や社内資料は書かず、必要な条件はBotの個別会話で補います。またタグ付けが受理されると作業と利用枠の消費が始まります。文章をコピーしただけの段階と、投稿して実行が始まった段階を分けて考えます。
4.反応がないときは、受け付けを確認する
公式ガイドは地域制限を案内しています。Xに記録されたアカウントの国が基準で、英国、EU、オーストラリアなど対象外の地域や国が確定しないアカウントでは利用できない場合があります。また@grokの同時タグ、動画やGIFを含む関連投稿、利用枠不足なども不受理の理由として挙げられています。正確な対象地域と条件は出典の最新ページで確認してください。
@botの返答がなければ、受け付け済みと思って待ち続けず、まずBot側に依頼があるか確認します。再投稿する前に重複実行の有無を見て、必要なら投稿URLをBotの会話へ直接渡します。公開検索、Xプラグイン、タグ付けのどこで止まったかを分けると原因を絞れます。
5.専用メールは、受け取り口を限定する
公式変更履歴では、Bot自身のメールアドレスの取得と受信、承認用の送信下書きが案内されています。提供状況や組織設定で使えないことがあるため、最初は利用可否を確認します。既存の個人メールを読む接続と、Bot専用アドレスで受け取る機能を混同しないでください。
実践課題と完了チェック
入口を一つ選び、公開してよいテスト内容で依頼してください。文字起こしを確認できること、同じ担当の会話で結果を追えること、依頼の受理と完了を区別できることを点検します。メールの例は設定案までなので、受信試験をしていなければ「設計済み」と記録します。次回は、成功した仕事を繰り返せるスキルへまとめます。

