このレッスンでできるようになること
一度うまくいった仕事を定期実行するときは、依頼文に「毎週」と付けるだけでは不十分です。対象期間、参照する資料、報告先、資料がない日の扱いをそろえる必要があります。このレッスンでは、毎週月曜日の朝に、先週の実績メモを整理するRoutineを作ります。目標は、設定を保存することに加え、次回の実行予定と最初の結果を自分で確認できることです。
1.週次報告の条件を決める
最初に、報告を受け取る人が何を決めるのかを書きます。今回の用途は「今週、対応が必要な未完了事項を選ぶ」です。そのため、活動を全部並べるより、完了事項、未完了事項、次の行動を分けた短い報告が適しています。数字の多さより、次の判断に必要な情報を優先します。
対象期間は「先週」だけでなく、月曜日から日曜日まで、と定義します。日本時間で月曜9時に作るなら、日曜の終わりまでの記録を対象にする、と決めます。資料に時刻がある場合は、その時刻の基準も確認します。海外のチームが使う資料では、日付だけで対象を決めると境界がずれる場合があります。
練習では、専用の実績メモを一つ使い、外部への投稿は行いません。資料が更新されていなければ「更新なし」、資料を読めなければ「取得できず」と分けて返す方針にします。どちらも同じ空の報告にすると、仕事がなかったのか、処理に失敗したのか分からなくなります。
2.担当Botとタイムゾーンを確認する
定期報告を担当するBotの会話を開きます。複数のBotへ同じ定期依頼を送らないよう、担当は一つに固定してください。資料の閲覧と単発の報告ができることを先に確認し、接続の問題を定期実行の設定と混ぜないようにします。
デスクトップではアカウントメニューのSettingsを開き、GeneralのBotにあるTimezoneを確認します。今回の基準はAsia/Tokyoです。公式にはRoutineの時刻にこの設定が使われます。表示される項目は配布状況で異なるため、見つからなければ現在の設定画面と公式案内を照合します。
3.Routineを作成して予定を読む
次の依頼文では、資料の所在だけ自分の環境に合わせて指定します。既に会話で扱っている資料を使うなら、その資料を明示してから送ってください。まだ資料が選べていない場合は、Botに確認してもらう条件が入っています。
作成後は、BotのView conversation details → Routinesから設定を確認します。表示された次回時刻が意図した月曜9時か、出力先がこの会話かを読みます。「登録済み」という返答と、予定どおりに実行された状態を区別してください。
4.Test runで結果を確認する
RoutineのTest runは、実際に作業を行います。練習用の資料を指定し、書き込みや送信を含めない状態で実行してください。未来の予定が正しいだけでは、参照資料が読めることや、報告内容が正しいことまでは分かりません。
テスト結果では、集計期間、参照した資料、未完了の項目、根拠を確認します。月曜日に試す場合と金曜日に試す場合でも、直前の完了した週を扱う意図になっているかを見ます。期間の解釈が曖昧なら、報告の先頭に開始日と終了日を必ず表示するよう指示を追加します。
資料がないケースも試します。元の資料を削除する必要はありません。練習用の空の資料へ切り替えて、情報がないと明示するかを確認できます。テストのために変えた参照元は、終了後に本来の資料へ戻し、設定画面でも戻ったことを確かめてください。
5.初回の定期実行まで見届ける
テストが成功したら、Routineが有効になっていることを確認します。初回の予定時刻を過ぎたら、Routinesの実行履歴と会話の報告を見ます。実行履歴が成功でも、内容が前週のままなら、業務上の成功とはいえません。対象期間と資料の更新状況を、もう一度照合します。
報告が来ない場合は、まず有効状態、時刻、参照元への接続、使用量を確認します。同じRoutineを追加で作る前に、既存の実行履歴を調べてください。二つ動くようになると、後から不要な方を見分けにくくなります。担当者の一覧にも、Routine名と確認する曜日を残すと便利です。
受け取った報告が長すぎるなら、頻度を増やすより、項目数や重要度の基準を調整します。毎週読める分量にすることが、定期実行を役立てる条件です。更新がない日の短い報告と、判断が必要な日の詳しい報告を分ける方法もあります。
実践課題と完了チェック
週次Routineを一つ作り、次回の日時、資料、報告先を確認してください。Test runで正常な資料と情報不足の資料を試し、結果を記録します。設定の確認、テスト成功、初回の定期実行確認は別の状態として残します。このレッスンを読んだ時点で予定日が来ていなければ、「初回実行は未確認」と記しておけば、確認済みと取り違えずに運用できます。

